鎌女日誌

高校入学式

投稿日 2022.04.06

本日午後、大変良いお天気の中、鎌倉女学院高等学校入学式が行われました。 校長先生からは、在学中に成人である18歳を迎える新高1の皆に向けて、哲学者の小川仁志さんの著書に触れ、「成人」と「大人」とは何かについてのお話がありました。「成人」とは行為能力を得たものを指し、一定の年齢に達すれば誰でもなれるものであるのに対し、「大人」とは他者への配慮や怒りのコントロールができるなど精神的に成熟した者を指します。しかし人間とは時に未成熟であるもので、常に大人であることを意識することが必要です。高校での学びは知識を得ることだけが最終目的ではなく、社会の諸課題に対し自ら向き合い、新たな価値を作り出せる女性を目指すことです。広い意味で「大人」を目指し、たゆまず、臆せず様々なことに取り組む、実りある高校生活を送ってほしいとのことでした。